社長のブログ
令和6年度 第3回
2024-10-09
今年も早いもので10月になりました。
当社PRショールームは、今年も沢山の人にご利用いただきました。
そして、住宅新築、リフォーム、修繕、融雪工事等のご相談をお受けしました。
PRショールームのPRとは「広報」を意味する言葉です。
当社の住宅における考え方や取組方をお客様に説明し、同時に住宅を建てるにあたり、様々な問題点等を一緒に考えて行くためのところです。
当社の特徴は何といっても専門の設計士が対応し、お客様と一緒に間取りを考え、予算を決めていくというシステムだと思います。また、女性住宅アドバイザーがキッチン、お風呂等を適切に説明し、場合によっては各メーカーの
ショールームに同行し、不必要に予算が掛からないようにしている等のサービスをしている所にもあると思います。
また、住宅の性能については特に断熱、耐震に重点を置いています。
そして全館空調を基本とした住宅環境に配慮したり、2階の床の音が下に響かない等、これまでの経験を活かし快適な住まいを提供しています。
地元の工務店として、長いお付き合いができるようそれぞれの方に合った住宅を提供し、また、リフォームや修繕も力を入れています。
こうして創業65年を迎えましたが、今後も変わらぬ気持ちでお客様のお困り事に対応していきたいと思っています。
令和6年度 第2回
2024-05-22
「住宅は人生を支える」ー 住宅の配置
住宅は、自分(と一緒に住む人)の生活をしやすく設計するのは、まず第一の基本です。しかし、同時に大事な事は隣りの人との関わり合いです。自分の家からどんな風景が見えるのか、設計段階でチェックする必要があります。1階リビングの窓と隣りの家の窓が近いとか、隣りの家の窓から浴室や洗面所の窓が丸見えだとか、いろいろです。また、車庫を設けた住宅の場合、シャッターの開閉の音も気になるものです。そのような事をトータルに考えて、その土地に合った配置を考えて設計したいものです。
また、住宅の間取りを考える場合「風水」を大事に考える方が多いと思います。私は、この「風水」の様々な考え方は、例えば家を建てる時の「間取り等このようにした方が健康面などで良いですヨ」という知恵だと考えています。部屋の配置についてや、建物の形について「こういう風な事を工夫して病気にならないようにしましょう。自分の身の廻りにいやな事が起きないようにしましょう」等の知恵だと考えています。それはそれで大事にしながら、例えば断熱性能など今の時代の技術で寒さ対策等解決できているものも沢山あるので、その土地に合った生活しやすいPlan、配置で設計するのがいいと考えています。
令和6年度 第1回
2024-04-04
「住宅は人生を支える」ー全館空調
生活する上で健康面を考えると、ヒートショックを防ぐ事が大事だと思います。
ヒートショックは一般的に10度以上の温度差があると、特にリスクが高くなるといわれています。
そこで住宅においても、居間と廊下やトイレ等、温度差を少なくし、
建物全体を一つの空間として考え、冷暖房、換気を行うシステムが全館空調です。
全館空調は、実はかなり様々な工法があり、価格もいろいろです。
当社の全館空調「コージー(cozy)」は、初期費用やメンテナンスをより、しやすくするよう
独自で考えたシステムで、とてもコストパフォーマンスにも優れています。
新築住宅で快適に過ごしていただくためには、是非採用していただきたいと思います。
【第2回】 耐震のこと、避難の事
2024-03-06
今年1月に発生した「能登半島地震」では沢山の方が犠牲になり、心よりお悔やみ申し上げます。
さて、この地震をきっかけに「旧耐震基準」「新耐震基準」とかの言葉がよく耳に入るようになりましたね。耐震基準は、1981年6月1日から建築基準法で新耐震基準に変更された訳ですが、簡単に言うと新耐震基準は「震度6強~7程度の揺れでも家屋が倒壊・崩壊しないこと」が基準になっています。いろいろ計算やチェックをして、建築確認申請をする訳ですから、現在の建物は一応安心していい状況だと思います。ただ建設会社ではさらにお客様の事をより一層考えて設計しなければいけないと思います。地震が来たら、外に出られるように玄関の他にテラス戸を1ヶ所くらいはつけるとか、2階に居て火事になったら窓から下の屋根に出られるとか、総2階建ての場合は、人が避難できるようなデザイン上の庇を取付けるとかetc. 考えるべき事は沢山あります。それらを含めた上質な住宅を提供するようにしたいです。
【第1回】 住宅を「設計」する事ができる会社である事
2024-02-13
私が考える工藤工務所の役割り
設計とは何かを考えると、それはその人の家族構成や暮らし方が重要にかかわってきます。言い換えると、一人一人、一家族毎にプランを考える必要があります。トイレの幅・奥行、階段、玄関の幅・奥行等の寸法もチェックする必要があります。
さて、木造建築では、910mm(≒3尺)、1,820mm(≒6尺)といった基本モジュールがあり、それに合わせて住宅設備機器等も作られています。でも、それにとらわれていては本来の使いやすさを考えた住宅の設計はできないと思います。
当社では、階段の壁芯々幅は1,000mmとか1,050mm、トイレの幅は910mmでなく1,100mmとかです。ドア幅は芯々910mmに入る寸法にするとドア内寸法は、有効寸法が735mmで、物の出し入れるには狭いと思っています。それで居室の入口の開口寸法は755mmを標準にしています。
当社は、こんな事を考えて「The 設計」をしています。お客様に対し親身になり対応するという事は、どれだけプロとしての知識を提供できるのかという事を常に考え、コスト・デザインをトータル的に考えた上質な住宅を造るべく心がけています。